プライド

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～Maybeな恋から、Must beな愛へ～

■ストーリー

実業団アイスホッケーチーム「ブルー・スコーピオンズ」のキャプテン・里中ハル（木村拓哉）は幼い頃に母親に捨てられて以来、本気で人を愛することが出来ず、ゲームのような恋愛ばかりを繰り返していた。
一方、チームの親会社に勤めるOLの村瀬亜樹（竹内結子）は、NYへと旅立ってから約２年間も全く音沙汰のない彼をひたすら待ち続けていた。
そんな二人が出会い、亜樹の彼氏が帰国するまでという期限付きのゲームの恋がフェイス・オフとなるが…。
二人の恋を軸に、ホッケーチームの男の友情、葛藤、絆、そして、それらを共に経験することによって各自が成長していく姿を描いた青春群像劇。

■ハルの『プライド』

ホッケーに関して、アイスマンとしてのハルはかなりストイックである。自分を肉体的にも精神的にも追い詰めて、一番を目指す。ヌルイ奴らにはムカついて、一番を目指さなきゃ意味がないという。これだけでも、彼のホッケーに対するプライドは高いと感じさせられる。

では、恋愛に関してはどうだろうか。一見、かっこつけすぎていて、ゲームのような恋しか出来ない彼は、相当プライドが高くて相手の女性に求める理想が高すぎるのではないかと思ってしまう。確かに、彼の理想とする「古き良き時代の女」というのは、なかなか見つからなさそうな存在だが、逆にそういったエベレストのごとく高くそびえ立つ彼の"プライド"は、自分の中の脆さを他人に悟られないようにするための目隠しなのではないだろうか。
第８話でチームメイトのトモこと池上友則がこんな名セリフを言っている。
―「プライド捨てんのも、案外プライドいるんだよね。」
これに対しては、ハルもかなり納得がいった様子だっただけに、この点からいうとハルの恋愛に対するプライドは高くはないのかもしれない。

■亜樹の『プライド』

2年も連絡のない彼を待ち続けるなんて今のご時世じゃ考えられない！と思ってしまう人もいるかもしれないが、待ち続けなくとも、どこかで想い続けてしまうことは意外とあるのでは？

第2話でハルのセレクトしたいわゆる「古き良き時代の女」を描いた映画のビデオを見て、亜樹は自分の"プライド"を思い出す。
―「強くて、偉くて、カワイイ女でいたいの。淋しさなんかに負けない、目をそらさない。それが私の"プライド"なの。」
映画の中の想い人を待ち続けるヒロインから、彼は戻ってくるという自信のあった頃の自分を思い出す亜樹。彼女は自分の"プライド"を取り戻すことで、より自分のことを愛することができ、さらに強くなる。
第4話で亜樹が、大学生のチャラチャラした女どもに吐き捨てたセリフは、そんな彼女の"プライド"がしっかりと根付いていて力強い。
―「女だったらね、出会いに運命求めなさいよ！」
これは単なるロマンチシズムなのではない。「古き良き時代の女」の"プライド"なのである。

■「プライド」主要キャスト人物相関図

「プライド」関連商品

	プライド DVD-BOX TVドラマ発売日: 2004/07/23 \| DVD	メーカー在庫あり:1-3日 25080円(税込)
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■Maybe, 名言集

ドラマ『プライド』といえば、ハルの決め台詞「Maybe」！そして他にも色々な名セリフがあるのが、このドラマの見所。
どこでこれらのセリフが聞けるかはDVDで要チェック！！

「Maybe, 君はオレを好きになる。」（by里中ハル）
「動物とよ、人間の違いはプライドがあるかどうかの違いなんだろ！食って寝てるだけじゃ、生きてたって意味ねーんだろ！！」（by堀田大和）
「帰ってくるよ。ほら、バッテリー充電さしてくれる女って、なかなか、ねぇ、めったにいないからさ。最後には必ずそういう女のところに」
「俺なら帰るな。電池が枯れるまで戦ったら。必ず。」（by里中ハル）
「はい、これ」
「何？」
「ちょっと早いけど」
「あ、チョコレート。ありがと」
「私たちの関係と似てるの」
「チョコの味が？」
「うん」
「じゃ、きっと」
「ほんのり甘い」
「だけど、Maybe」
「ちょっぴり」
「ビター」　（by里中ハル & 村瀬亜樹）
「でもね、優しい人が好きなんて言う女の子はダメよ。自分が優しくない証拠だから。」
「愛情を一杯もっている子は相手に優しさなんて求めないの。そういう子って少ないかもしれないけど、見つけることが出来たら、きっと幸せになれると思う。」（by安西容子）
「一番目指さねー奴はカスなんだろ！ぬるくて腹が立つんだろ！！　だったら彼女の一番目指せよ！諦めないで一番目指せよ！！」（by堀田大和）
「彼女の名誉のために答えてやるよ。ああ、それから俺のプライドにかけても誓うね、過ちなんてなかった。真実しかなかった。俺と亜樹は…、真実で結ばれた。」（by里中ハル）
「人生もゲームだと思うわ」
「真剣になるかどうかは本人次第なだけ。」（by安西容子）
「強い気持ちに強い気持ちの人が惹かれ合うのは、偶然じゃなくて運命みたいなもんじゃないかって。だからチャンスはあるよ、ハルさん。
強い気持ちがあれば、きっとチャンスはある。ハルさんはホッケーがなきゃ、生きちゃいけないんだろ。
俺だって同じさ。諦められないだろ。だったら、諦めることに意味などないじゃないか。他人からバカだと笑われても、俺達に諦めることなど意味ないのさ。メイビー」（by堀田大和）
「あと、俺分かったんだけど、俺に合う女はいない。世界中のどこ探してもきっと･･･。亜樹以外は。OKだったら契約書にハンコ押そうよ。」
「そういうこと、皆に言うの？」
「なわけねーじゃん」

「ああ、じゃあ、俺のプライドにかけて誓うよ。」
「お前だけ。」
　
「いいよ･･･、Maybe」
「Must be！」（by里中ハル & 村瀬亜樹）