社会史

明治期に作られた伝染病・感染症を専門にする「避病院」に光を当て、尾崎紅葉や正宗白鳥の文学作品や避病院の勤務医の当直日誌などの資料を現代語訳・要約しながら紹介して、感染症と隔離の日本近代を描く。

「音声」というメディア、その深奥への招待。この社会には多くの「音」と「声」が存在し、様々な情報を伝え、日常会話としてコミュニケーションに用いられている。その声を伝えるメディアにはラジオや電話の他にも、 ... （続きを読む）

社会秩序に組み込まれていた近代の「差別」は、被差別者の人としての尊厳を著しく損うだけでなく、多大な経済的不利益を強いていた。両大戦間期の京都を中心に、それらの空間の中で生き抜き、空間の間を移動した人々 ... （続きを読む）

世界で戦火が続くなか、第二次世界大戦の終結から80年を迎え、新たな戦争の生起と展開が、過去の戦争の見方に如何なる視点を提供するのか。国内外の研究者から寄せられたオリジナリティ溢れる論文16本のほか、戦 ... （続きを読む）